トウキョウ*リアルワールド

わたしはげんきだよ

ゲーム「シロナガス島への帰還」をプレイした話

※注意※

この記事は当該ゲームの盛大なネタバレを含みます。

未プレイの方はプレイしてから読むことをオススメします。

特にノベルゲーム「NOeSISシリーズ」、「妄想科学アドベンチャーシリーズ(Chaos; Head及びChaos; Child)」、ライトノベル嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(4巻~8巻)*1」辺りが好きなオタクは悪いことは言わないのでとりあえずやって下さい。Steamで500円で買えるし10時間かからないくらいで終わります。こんなブログなんか読まなくていいからそっちをやれ。今すぐやれ。さっさとやれ。やってから読め。読んでください。よろしくお願いします。

 

 

 

 ★きっかけとFirst impression

 このゲーム、元々よくブログを読ませてもらっているフォロワーさんが度々話題に出していたためタイトルだけは覚えていたのですが、最後にやったノベルゲーム(歌影)が履修するのに死ぬほど時間かかってたのもあって、今更新しいノベルゲームを履修するということにずっと二の足を踏んでいたんですね。そんなある日、冬とは全く別の見る専アカウントでフォローしていた絵師さんがskebの依頼で主人公格キャラの1人・出雲崎ねね子を描いているのを見つけ、えっあっあの子って黒髪赤目女子なの!?という非常に短絡的な性癖センサーに引っ掛かったことがきっかけでそのまま流れるようにDLしました。…動機があまりにも不純すぎる…。私が黒髪赤目学生服に弱いのはまあ、鷹白千夜とか楯山文乃の見た目が性癖な時点でお察しです。数日前に気づいていればセールがやっていたとか何とかいう話ですが、まあこの価格帯なら誤差でしょう。

 ところでこのゲームでは「不死の追求の過程で生物兵器を生み出した」というお話があり、NOeSISで言うところの赤い人みたいな造形の「人に近い等身をしているものの人間の姿をしていない生物(ゲーム内では【シロナガスの悪魔】とも呼ばれる)」が登場するのですが、こいつが時々不意打ちをぶち込んでくるんですよ。これが不意打ちホラーに弱い私にはめちゃくちゃ怖くて、基本的にPCゲームを夜しかプレイできない私はこいつに暫く怯えながらプレイしていました。レイモンド卿亡き後のエレベーター使用時のシーンで並々ならぬ恐怖を味わった上に幻覚分岐で普通にやらかした後、エレベーターの恐怖シーン以降セーブしてなかったことに絶望した私はこの辺からDiscord上での実況プレイを始めます。

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私の中ではもう既にホラゲ扱い

 

 

 ★嘘じゃないもん!ほんとに美少女いたんだもん!!

そんなわけで、レイモンド卿のカードキーを入手して4Fへ消えた池田を探す為にねね子が探索をする場面あたりからDiscord上での配信を始めました。探索に切り替わったためやや警戒しつつ、まだ暫く恐ろしい要素は出てこないだろうと呑気な会話をしていました。

まだこの時は。だってそんな、そんなことあるって思わなくって……

 

いざわ「この(画面中央の)お嬢可愛いなぁ…」

ぼく「あ〜わかる、アキラいいよね。でも実はもう1人金髪女子キャラがいてさ、その子がめちゃくちゃかわいいんだよ。見た目と喋り方が超好みで。アウロラちゃんって言うんだけど…多分そのうちまた出てくるから言うね」

いざわ「へえ、そうなのか」

 

ねね子『そ、そんな女どこにもいないぞ!』

ぼく&いざわ「?!?!!?!?!!」

 

 まさかこんなことになるとは思っていませんでした。こんな鮮やかなフラグ回収ある?次に出てきた時はもうN-131だったのでとても複雑な気持ちでした。サーバーの面子は一人を除いてこの作品は知らなかった上、配信を開始した時点で既に4章だったので、作中時空においてのアウロラにまつわる認識の齟齬が発覚した段階で配信にCGを流さなければジゼルがアウロラを呼ぶシーンでものすごい空気になったであろうことは間違いありません。うそじゃないもん…美少女いたもん……ちょっとだけ某症候群を思い出しましたが、さすがにそっちのオチではなかったのでよかったです。

 もともと冒頭から含みのある話が多いなとは思っていて、解像度を上げるために周回しようとは思っていたのでクリア後にもう一度冒頭から伏線を拾い直す気で読み込んで行ったのですが、その前提で注意しながら読んでいると確かに屋敷連中はアウロラの部屋を案内してなかったりとか、電脳再演時はトマス死騒動のスチルでアレックスの後ろにいるアウロラが推理時に回想されるシーンにはいなかったりとか、結構細かいところに色々あるんですよね……ショタアレックスと同時に描写されたタイミングが多いのもあってなんかトマスとジェイコブ、ジゼルとアキラみたいなノリで勝手に金髪男女(?)2人をニコイチ認定してました。あまりにもミスリードすぎる。お前の部屋はどこなんだよアウロラ…一体どこの部屋の電気がついていたというのだ……。(これは僕の勝手な妄想ですが、仮想アウロラの部屋=ジゼルの元の部屋=ジゼルが卿を初めに呼び出した部屋だったりしないかな、とは思ったり思わなかったりしました)

 終盤の回想に突入するまで冒頭などで出てきたビジュがまじのまじで出てこなかったのでいざわには割とすぐCGを見せたのですが、瞬きするCGはいいですね。最初はCGが動いたことにやたらとびっくりしていましたが、今ではいくら見ていても飽きません。*2スマホソシャゲでのLive2dに慣れつつある昨今ではさすがに画期的とまでは言いませんが、それでも静止画より生気を感じられるというか、私はとても好きです。

 

 

★ロッカーパニック

 パニックになってる人がいると却って冷静になるみたいなお話はよく聞きますが、創作作品においてむしろ私は視覚から他人の感情をインストールする癖があるので(ex.映画の登場人物から貰い泣きする)、ねね子がパニックに陥るテキストを読んでつられてめちゃくちゃパニックになってました。特に地下。このゲームは特に音楽との合わせ技がうまいので尚更です。地下探索アナザールート編、人影が発生した時点で早くも半泣きですよ。ビビり舐めんな。

 

ぼく「これどこに逃げれば…いややっぱ資料室しかないか」

いざわ「えっ今の制限時間早過ぎない?」

 

 このゲームは要所要所で制限時間付きの選択肢があって、まあまあ猶予がある時もあれば一瞬で消えるのもあり、ここは一瞬だったので一気に心拍数が上がりました。

 

ぼく「ロッカーとキャビネット…うん!最左のロッカー開けた時ねね子がここは隠れられそうみたいなこと言ってた!」(即断)(クリック)

いざわ「これはまあ普通にロッカーの方が死亡フラグだよね……あ」

ぼく「ねえそういうのは早く言って?!」

 

 第五人格のロッカーに隠れた時のような画面になり、早速ビビってゲーム画面のウィンドウを縮小する私。たけし城みたいなやつか…と呟くいざわの言葉を聞こえないふりをして、ねね子よろしく息を潜めていた私は────

 まあ大方予想はついていたのですが、予想がついているのとビビるビビらないはまた別の話ですよね。一旦安心させてから落とすんじゃないわよ。ウィンドウを小さくしておいても関係ありません。いえ最大化してたら多分こんなもんじゃ済みませんが……

 

 

ぼく「不意打ちホラー全部無理」

いざわ「不意打ち演出、今のロッカーみたいに文脈があればいいけど、驚かしありきで来るタイプのやつは寧ろイラッとするんだよね」

ぼく(どうしてイラつく程の余裕があるんですか…?)

 

 

★Discord

 Discordのライブは画面共有だけかと思ってたんですけど、ゲームの画面だけでもできるんですね。一つ勉強になりました。最初は仕様がどうなっているのか知るのも兼ねてライブのままプレイしていましたが、気が付いたら意外と人が増えていたので終盤の方は割とプレイしていて気が楽でした。ただしこの配信機能はゲームのウインドウを小さくしてしまうと画質がたいへん粗くなるらしく、生粋のビビりな私はすぐゲーム画面を小さくしてしまうため、画質がガビガビだからちゃんと大きくしてと言われ続けていましたが。

 特に最終盤の手前の部屋では探索パートを挟んだ上にねね子がフラグをたてまくる発言をするのでヒヤヒヤしていました。培養槽をぶち破って化け物が出てくる展開、わりとまじでありそうで怖いじゃん!

 

いざわ「ねえ冬、画面ガビガビでよく見えないよ?ちゃんとフルスクリーンにしないと」←楽しそう

みら、い「フルスクリーンにしてついでにヘッドホン大音量でやろう!」←超楽しそう

idea「是非フルスクリーンにしてやって下さい、大丈夫なので。……たぶん」←半分笑ってる

ぼく「ここにぼくの味方はいないのか?」

 

 この直後に何も入ってないかに見えた培養槽の化け物が突然現れたりして普通にビビって叫びました。画面が小さくなければ即死だった(本当か?)。だから不意打ち演出はよくないって……

 

 

★えくすとら

ぼく「…EXTRAって不意打ち系の怖いのある?」

idea「んー……無くはない? けど、まあ多分ロッカーが一番怖かったろうから大丈夫っしょ」

ぼく「それなら行けるか!ヨシ!」

 

 

 

 なんだよアレックス、お前しれっととんでもないトラウマ持ってんじゃねえか……。生まれて初めて怖さのあまり寝れなくなったという体験をしました。恐怖の一撃、冬はダウン状態です。翌日3時間睡眠で横浜に向かう羽目になったので、今度からホラゲーをやるときは翌日予定のない日にしようと心に決めた冬でした。そもそもホラゲーじゃないよねというツッコミが数件飛来した気がしますが、気のせいでしょう。

 いやまあ、不意打ちホラーでもタイミングが読めるものってあるじゃないですか。お前ここ絶対来るだろ!みたいな。正直布外したらなんかいる展開と外さなかったけどテレビ局の人たちが凄い目に遭うところは読めてたんですよ。読めるとどんないいことがあるかというと画面を小さくして恐怖刺激の量を抑えることはできるんです。ただあの…話が戻ってきてアレックスが書き換えられてるのは正直ちょっと…読めなくて…大画面で見てしまいましたね……。キーボードをガシャッと適当になぞったみたいな名前、ダイパの欠番バグとかああいう類のものを思い出して本能的な恐怖を感じるので無理です。感想録としてちゃんとゲーム内で出ていた名称を打ってあげようかとも思いましたが、もう一度あのシーンを見るのが怖すぎて諦めました。対戦ありがとうございました。

 現実世界が進行形で書き変わるロジックが厳密に明かされなかったので多少ここはなんだったんだろうという気持ちにはなりましたが、ねね子の完全記憶能力は本編ではちょっとチートじみた強さを発揮しただけだったので、ここで池田とアキラは順応してるのに完全記憶能力持ちのねね子だけがプレイヤーと同様の事実を認識できていて異様に怯えてるっていう演出はちょっと良かったです。プレイヤーもねね子の気持ちが味わえますね!いや別に嬉しくはないが???

 

idea「いやぁ…これはリアルタイムでやってるところの配信見たかったなぁ…」

ぼく「もしかして人の心をお持ちでない?」

 

 

★感想諸々

(死ぬほど言いにくいけど)アウジゼが良すぎる。

 もともと女女感情に弱いオタクではあるのですが、ひどい境遇にある二人のうちより酷い仕打ちを受けている方がより他方に親切みたいなおしまいしか感じられない関係性、割と好きなんですね。前提から最高。あとアウロラがめっちゃ可愛い。冒頭の残された疑似人格的な?アウロラとの邂逅→N-131とジゼル→本家アウロラとジゼルみたいな流れで食わせていくなんてあまりにも卑怯じゃないですか? 本家アウロラが良すぎて一通りプレイし終わった後このあたりの過去シーンはもう2回ほど見ました。本筋にはあまり関与しないために省かれた日常、みたいな概念も好きなので(鏡の牢とか女バス合同はそれらの成分を創作で補完したいというものが原動力だったので典型ですね)、今はアウジゼを摂取したいという気持ちでいっぱいです。どこかにいいアウジゼが落ちてたら教えてください。落ちてませんか…?

 

・ねね子がかわいい。

 初手速攻で逮捕の実績を解除してしまったのはまあ、そんなこともありますよね。あるだろ…?あると言え。あるったらあるんだ。とある一件についてはあまり解釈の一致とはいきませんでした(多分私はアキラと同じリアクションをすると思います)がまあ、それがねね子だから仕方ないよね。

 何が可愛いってとにかくもう、池田に置いて行かれたくないときとかのあの面倒な言い回しとかめっちゃ可愛すぎてやばいですね(語彙力喪失)。私自身典型的なツンデレを踏んだ経験もあまりありませんが、そういうのともまた一味違った、自分のレベルを割と自覚した上で小物感抜群の口先がよく回るところとかが大変可愛らしくて仕方がありません。そういえばねね子と池田のもともとの関係性って何だったんだ…?と今更ながらに思うなどしているのですが、何か言及ありましたっけ…。見落としてるだけの可能性はありますが、学生服を着ているからには中高生ぐらいでしょうという安易な決めつけの上であんな後輩が居たら楽しそうだなと思うなどしていました。もちろん、それは自分が池田くらい取り柄のある人間であればの話なのですが……。

 

・過去シーンの出し方が良かった。

 個人的にめっちゃいいなって思ったのが、諸々の伏線回収にあたる過去シーンの使い方です。回想によってそこまでにあったキーポイントの回収がされていくのってすごい好きなんですけど、その一方で普通の回想ってメインストーリーの時間軸進行を止めて始まることになるじゃないですか。最近ワートリのアニメ放送を見てて思ったんですけど、やっぱり普通の回想ってなんか導入から現在時空の回帰までワンパターンになりがちなんですよね。それがこのゲームでは「ねね子がキーパーソンの意識に介入して手掛かりを探す」になることで意味のある過去シーンになっているのが良かったです。褐色肌属性は無いのでチェックから漏れてはいましたが、そういえばジゼルも黒髪赤目だったんですね。鏡のCGに現世ねね子のノイズが走るところとかかなりかっこよかったです。

 ちなみに実況プレイ中は「ここは過去話だし分岐とかなしで走破いけるやろ~」と特に何も考えずに適当な選択肢を選んでいたらいつの間にかトップに戻されていたのでびっくりしました。視点が「ジゼルの中に介入したねね子」になっているのを忘れていて(ジゼルの回想感覚で読んでいた)「視点を疑う」みたいなのをトリガーにしないと帰って来れないのを忘れていたためでもあります。キャビネットの件といいコンパスARの件といい、お前マジでそういうとこあるよな…(1周目の資料探索の段を見ていなかったいざわがロッカーパニック目撃後資料探索の段に再度かかったのをみて「あっつまりN-131は屈めない?からキャビネット下段なら開けようがないってことじゃない?」と言い出し、いや…完全に目が滑っていたが…?)

 

 

 

 そんなわけで「シロナガス島への帰還」、非常に楽しくプレイさせていただきました。ありがとうございました。ここに書いたほかにも見どころのたくさんある素敵なゲームだったので、もしあれだけ註書きしたのにこの期に及んでプレイしていない愚か者まだ遊んだことのない読者の方がいましたら、ぜひプレイしていただきたいです。歌影よりは安いし短いです

store.steampowered.com

 

 実況プレイにお付き合いいただいた冒険者協会サーバーの皆様もありがとうございました。後生なので冬にあれ以上のホラーゲームをさせようと目論むのはお控えいただけると幸いです。

 

 

 

 

 ちなみにこれは余談ですが、幻覚のシーンの後にふと思い立ってTweetdeckを初めて使ってみようとしたら画面のあらゆる文章がバグっててめちゃくちゃ怖い思いをしました。リアル幻覚かと思った…何もそんなところでコンボ技使わなくてもええやん……

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そのタイミングでは怖すぎて撮り忘れたので後から撮った。少ししたら直った



 

*1:4~5巻のクローズドサークル命がけ推理描写とか6,7,8巻の「××」以外の視点で進行するみーまーを面白いと思った人にはたぶん刺さる。主軸はぜんぜん違うところにあるので1巻や映画を好きだよとだけ言われると何とも言えない

*2:ただし美少女に限る

#先月の生存報告[2021.Jan]

 前回の生存報告冒頭に新年の挨拶を書いてしまったせいで今回冒頭をどう書きだそうか悩んでしまって書き始めるのが遅くなりました。そんなことある? ショートストーリー書く時も基本的には冒頭のインパクトありきで始める癖があるので、まあ恐らく文章を書くとなると一生こうなんでしょうね。思い返せば僕が最も愛する書籍であるみーまーとかも割とそういうとこありますし、残当感は無きにしも非ずというやつです。Januaryの記事だしあけましておめでとうございますって言いたくなりませんか……? まあ書いてる今そももう2月が終わりかけなんですけども。サイレント更新に至った前回はともかく、今回はちゃんとタイトルに辛うじて偽りがないので大目に見て頂きたいです。

 ところで先述の通り僕はこの前置き部分をどう切り出したものか困ったのですが、過去の生存報告で冒頭に何を書いていたのかしら…と覗き見てみたら卒論の話しかしてなかったので絶望して過去記事を読むのをやめました。僕がテキストを何らかの形で残しているのはたいていはその頃の記憶を失った未来の自分が読み物として読むためのものなのですが、直後にうっかり振り返ると継続ダメージが入るものって真面目に書くべきなんでしょうか。それとも逐一書いておけばいつかは傷が癒えて「こんなこともあったなあ」と思える日が来るのでしょうか。卒論どころか8年前の傷すら草属性付与時に燃焼食らったかのごとく新鮮に傷むので、まだまだ道のりは長そうです。閑話休題

 一月は本来であれば家族旅行に行ったり何かとイベントのあった月だったのですが、ええもう全部コロナのせいです。夏に北海道へ敢行したときも結局最後まで渋っていた母が今回はさすがに父を説得したようで、まあ是非もないよネ! 就職先の都合上、過去の海外旅行等々のように半年以上前から日付ベースで予定を調整するのは社会人になったら恐らく無理だよとは言っていたのでこれで推定最後の家族旅行が潰えた訳ですが、まあ家族っぽいあれやこれやに1番拘る母がそれでいいと思うならいいと思います。沖縄は行きたかったけどなぁ……コロナ禍の混乱が収束したら是非リベンジしたいものです。 

 

 

★すていほーむ★

 卒論から解放されて週毎のタスクが研修だけになったので、だいぶ日々に余裕が出てきました。具体的には晩御飯をよく作るようになりました。

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これは皮から作った小籠包

 noteの方にも時折雑なレシピ(という名の備忘録)を載せたりしていますが、食に対するモチベーションは比較的高いほうだと思っています。母親が割と「子供の口に入る食べ物」について煩かったせいでしょうか? 栄養素レベルで意識できる訳ではありませんが、何かが足りてないなと思った時に追加のメニューを考えたり、スーパーで安かったものや冷蔵庫の中身から献立を考えるみたいなムーブメントにはだいぶ慣れてきました。恐らく一人暮らしをしても食生活はある程度健全に回せるだろうと自負しているので、そういう意味では母の食育はわりと成功と言えるのではないでしょうか。

 ちなみになぜ食育と形容したかというと、別に彼女が元から食の意識が高い人間という訳ではなく、どちらかというとむしろ食が細く偏食気味だからです。私が成人した頃辺りからその片鱗は見えていたのですが、母親は「体にいいものを食べさせよう」とはしてくれるものの食そのものへの解像度が飛び抜けて高いかと言うと別にそんなことはなく、具体的にはボルシチにしめじを入れようとしたりフォーにほうれん草を入れようとしたりします。百歩譲ってジャガイモの味噌汁にしめじを入れてほしくないのは僕のこだわりすぎということにしておきます(しめじは食感の主張が強いので、ジャガイモを箸でつつけば崩れる程度まで柔らかく煮た味噌汁にわざわざ入れようとしないでほしい──という話が通じず定期的に揉める)が、豚肉と舞茸のフォーってなんですか? 別に不味くはないけどそうじゃないじゃん……。これを自分で言うのもなんですが、「美味しければそれでいい」志向の人間から割と料理に凝るタイプの人間が育ったの、客観的に見て割とすごいと思います。フォーといえば牛肉とネギだろ、違うものでもせめて鶏肉とかもやしとか。まあ僕もパクチーはちょっとしたトラウマなので入れませんが…

 掲載画像の小籠包、母のインスタの反響を見る限りでは普通家庭で作らないだろみたいなリアクションが多かったのでそう感じる方のほうが多いのではと邪推しますが、普通の餃子のたねにゼラチンで固めたスープを混入させるだけなので割とマジで簡単です。市販の餃子の皮では薄すぎてそのスープをもたせるのが無理なので生地を作る必要がありますが、30分寝かす時間を見ておく必要がある以外特に難しいことは何もありません。皆さんも一度作ってみてはいかがでしょうか? 蒸籠と蒸籠を載せる小鍋は是非買ってください。小籠包以外の活用法として、野菜が足りてないなと思った時にとりあえず適当にブロッコリーとかキャベツなどの野菜を切って蒸かすの、マジでオススメです。あとスーパーの肉まんとか蒸かすのも楽しいので。 

 

 

★ぐらぶる★

 光古戦場は結構真面目に走ったのにも関わらず前回の方が順位が高かったのでどうして…?となりました。まあ、初心者なので順位とか気にするほどでもないのですが…。戦力数値が上昇していくこと自体もそうですが、こういう「数値上の評価が目に見えて向上していく」のは経験上僕の報酬系を割と刺激するようなので、戦力が揃ってきたら個人の順位を上げることそのものも目標に出来たらいいなというところでしょうか。現在のところは、ひとまず個人ランキングで勲章を貰えるようになっただけ褒めて欲しいという気持ちはあります。

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劇的ビフォーアフター・実際の装備編

  十天衆は六周年の配布の際に推しに勧められたソーンを加入させた他は1人も持っていなかったのですが、今回の戦果ガチャで集まった天星器でエッセルが無事加入しました。今後は全体的に強化していく以外に闇属性を強化していきたい気持ちがあるので、次の加入候補はシスでしょうか。こちらもゆっくり頑張っていこうと思います。

 他にも、Twitterで見つけてから暫くお世話になっていたノルマ無しの騎空団を辞め、新たにdiscordのついている騎空団にお世話になることに決めました。まだランクは120になったばかりのひよっこなのでマルチバトルの知識は申し訳程度ですが、攻略サイトを見るだけではカバーしきれない疑問点や攻略サイトによって意見が割れていて判別がつかないような疑問に答えてくれる方々がいるのは非常にありがたいですね。水古戦場に向けてどのキャラを育てていけばいいのかなど幾つか意見を頂戴したので、春までに今度はEX+がOTKできるくらいの編成を作れたらいいなと思っています。

 

 

★こんぱすAR★

 当初は「この情勢下一人でわざわざ渋谷に出るのはなぁ…」となっていたため行く予定はなかったのですが、コンパスARに行きたい/行くことになったという話を再三していた後輩がコロナのせいか同行者をロストしたそうなのでついて行くことにしました。まぁ、もともと零夜の衣装欲しかったしね。

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My sweetie…

  この企画には取得した位置情報で進行する謎解きゲームの他にも、位置情報によって異なるヒーローを検知してARで現実の渋谷を背景にヒーローの写真が撮れるという機能がありました。ただ残念ながら、僕の場合は推しを近くに感知した時に限ってARを起動すると全然別のキャラが出現していましたが。こんな時に限ってバグるんじゃないよGPS。どうしてもリリカちゃんの写真が撮れなかったのは心残りですが、まあルルカの妨害でも入ったということにしておきましょう。それなら許す(何を?)。

 ちなみに、撮影できるキャラには位置情報にデータがあるだけで謎解きに直接は関与しないキャラと謎解き本流に関連してARのデータが用意されているキャラの2パターンがあったのですが、後者であったメグメグは本編通過後にAR撮影をすることは叶わなかったのでちょっと泣きました。何回指定位置で起動しても勇者しか出てこねえ。なんだお前。

 謎解き自体も結構面白く、こんなゲームとコラボしてるくらいだから余裕でしょという予想は見事に裏切られました。いつぞやのポケモンのリア脱を思い出しますね。もちろんリア脱の時とは異なりこちらには答えの一歩手前までヒントを提示してくれる機能があったためゲームクリア自体は難の無いものでしたが、出来ればヒント機能を使わずに突破したかっただけに悔しかったです。開催期間は終了しているもののネタバレNGという制約がある企画の為一応詳細は伏せますが、早い話が実際の街から得られる情報が謎に関連しなければこんなの別に実際の街で開催する意味ないんですよね。現在並行して書いている「シロナガス島への帰還」プレイ実録でも多少の言及がありますが、僕自身提示された謎に対して思索を巡らすこと自体は不得手ではないもののその段階までに得られうる情報を統合して推測すること自体はあまり上手くないので(情報の取得時点でメタ的な要不要を推測して割り振ってしまうので不要側に振った情報を想起する頭がない)、これは見事にしてやられました。リアル脱出ゲームの類はこれまでも度々フォロワーさん達と参加していますが、実世界を歩き回るタイプの謎解きゲームは初めてだった(気がする)ので、今後機会があればぜひまたやってみたいものです。

 

 

★げんしん★

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これで残る未所持恒常☆5はモナだけになりました

 初めて見た時から密かに欲しかった七七がようやくお迎えできました。わあい! ヒーラー的役割を担えると聞いていたので勝手に法器キャラだと思ってましたが、片手剣なんですね…まあ大した問題はありませんけども。僕個人としては璃月人の衣装のデザインが結構好きなのですが七七も例外ではなく、色としても寒色系が好きなのもあり見ているだけで楽しいですね。別にロリコンではありませんよ。ないったら。待機モーションに七七が強風に吹かれるものがありますが、草原であれをやるとちゃんと足元の草も風に吹かれるのが芸が細かくて感動しました。バーバラの親密度(?)を上げ切ってしまったので、早いところ七七も実用レベルまで育成して使ってあげたいところです。

 そして名刺報酬もあった無相討伐イベントですが、近年稀に見るクソイベでした。いやまあ僕の育成が甘いと言われればそれまでなのですが。これでもそこそこまじめにやっているつもりだったので、その僕がフレンドと連携しても報酬集めが難航するとなるとこれはソロプレイヤーにだいぶ手厳しくないですか…?となるなどしていました。サーバーに人を集めておいてよかった。せめてキューブどもが恒常と同じ攻撃パターンをしてくれていればまだマシだったのですが、風の蝶とか割とクソでしたね。できればもう二度と来ないでほしいと思います。

 それから、今月はスライムランドが開園しました。

webstatic-sea.mihoyo.com

 スライム用施設の購入やデータ連携による報酬の受け取りは1/31までということでしたが、どうやらサイトの方は生きているようなので、真面目にスライムランドを育てた各位は定期的に眺めに行ってはいかがでしょうか。個人的なおすすめは雪を降らすと笑顔になる氷スライムです。

 

 

★こんぱす★

 お母さんやら花火やらが2凸したので随分と160ラインで組めるデッキの幅が増えてきましたが、昨秋辺りから完全にタイオワチーちゃんメグメグに魂を売ってしまったのでそれらが日の目を見ることはありませんでした。色的にも火力的にもちょうどいいんですもの…鬼だって多少なら怖くないし…。最も早く2凸したソーンに比べれば腐ることはないカード群だとは思うので、今後に期待ということにしておきましょう。

 ブラチ期間から妙にモチベが高く、以前に比べると固定記録のスクリーンショットの多い一か月でした。シーズンのリザルトはまぁまぁといったところでしたが、最終的にはS5まで上がっていたのでやや進歩を感じます。何か目標を作るのであれば、シーズン期間中にS4に乗せようくらいでしょうか。現在所属中のギルドにノルマはありませんが、いけそうな気はしなくもないので次回からは頑張ってみたいところです。

 

 

★いろいろ★ 

 例年は年越しというと家族で旅行をしている最中に迎えることがほとんどで、唯一コミケに参加するのだと主張したところ日本に一人置いて行かれた昨年の年越しも母の知る=許す範囲の友人(と書いてフォロワーと読む)を自宅に招いて年越しパーティーをしていたという中、あまりにも今年の年末年始は新年を迎えた気がしなかったので最近微塵も起動してなかったソシャゲで福袋を引くなどの暴挙に出ていました。

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育てないキャラを引く必要はあったんですか?

 放置勢という割には実はアトランティスまではストーリーを読んでいるので「意外とやってるじゃん」などと言われたりするのですが、イシュタルやらスペースイシュタルやらギルやらがLv.1で放置されているカルデアはおそらく『やっている』うちに入らないでしょう。このメルトリリスが実用レベルまで育つのもいつになるやら。もはやCV.伊瀬茉莉也の水着ぐっちゃんパイセンすら2枚しか拾えてないのでお察しです。サマーキャンプが復刻するか、フルオートが実装されたら起こしてください。

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心眼の衣装が鮮明に見える神コンテンツ

 第五人格にも気が付いたら謎のモードが追加されていました。これはいったい何ですか? ブラックジャックやタロットよりはプレイしていて心が荒まないような気がしますが、これを考えた人の頭の中には何が詰まっているのか一遍拝見してみたいというところですね。どのキャラで参加しようが特質の反映がないのがせめてもの救いでしょうか。

 マップとしては月の河公園が流用されているはずなのですが、ピエハやテント周辺以外は専用オブジェクトや独自ルートの影響もあってかどこを走っているのか全く分かりません。ちょうど月の河公園実装当初のことを思い出しました。僕が第五人格を始めたのは湖景村実装直前だったような気がしていますが、どこを歩いても同じように見える湖景村に対して、明らかに違う場所であることはわかるにせよ現在地がどこだかわからない月の河公園はまた違った苦手意識があったのを覚えています。今ではどこでも心眼でほっつき歩けるのですから、我ながら大したものです。

 この謎の運動会には2つのモードがあり、6人で個人対抗戦を行うものと2人ずつのチームになるものがあるのですが、潜った初手でペアになった人がCoA心眼の衣装で合わせてくれたので最高でした。最推しキャラである心眼は特に通常推理だとモノクロの画面でしか衣装が見られないので、こういう体験ができると楽しくていいですね*1。スキンにまあまあ金を入れているのもあって、片思い戦とかこういうどうでもいいところで買った衣装を使えるのはけっこう嬉しかったりします。そろそろランク戦も復帰しようかしら……

*1:似たような理由で居館実装時にも大騒ぎしました

#先月の生存報告[2020.Dec]

 あけましておめでとうございます。

 2020年は各位大変お世話になりました。2021年もよろしくお願いします。

 …いや、本当は2020年まとめ記事とか年内に出したかったんですけどね。無理でした。大晦日の夜に内輪アカウントで2020年の振り返りツイートをしてたら、4月の時点で年越まであと10分とかなったので普通に諦めました。こっちもなんか、多分そのうちにやります。ここかnoteで。よろしくお願いします。そこ、そもそもこのブログを読んでる人なんて何人いるんですかとか聞いちゃいけませんよ。何人いるか分からない以上沢山いるんだってことにしておきましょうよ。なおアクセス解析のタブは見ないものとします。noteの方も怖くて普段ダッシュボードは見ないのでね…(そもそも人に教えて貰えるまでアプリでも見られることすら知らなかった)

 という訳で12月の生存報告です。もう2月じゃないですかみたいなのとかなんなら2月も半分終わってますよみたいなのは愚問なのでさておきましょう。さておいてください。おけってば。12/12に書き始めたはずなのにどうしてこうなった…? 相変わらずバイト以外は特に何もしていないとしか言いようのない日々でしたが、数少ない人とエンカする機会のあった某鯖については2020年を通してよく考えると本当に面白いのでこれもまとめ記事の方にぶん投げようと思います。お前この記事も二ヶ月以上放置した訳だが本当に書くんだろうな?(多分書きます)

 ちなみに散々騒いでいた卒業論文ですが、先生の慈悲と前期に無理やりオンデマンドのフラ語を履修した自分のファインプレーに救われる形で円環の理に導かれて逝きました。設備仕様の問題で研究が破綻したので僕の責ではないと主張したいところですが、中途半端なものを遺したくなくて筆を折ったのは僕の勝手なのでまあどうしようもないですね。卒論提出が必須じゃなくてマジで良かった。良い子の大学生各位はこうならないように気をつけましょう。もうそろそろ僕のフォロワーに大学生は少ないとは思いますが……(震え声)

 

 

★まっちんぐあぷり★

 暇な女子大生のうちにできることは何かないか?と考えた結果、最近は友達探しでもマッチングアプリを活用するケースが流行っていると聞き、面白半分でTinderをインストールしました。まあだめでも2~3日でアンインストールすればいいや、と思っていましたが、案外面白いですね。同じゲームをやっていれば、TwitterのFF外に声かけるよりは相手発見から実際にマルチプレイやれるまでならこっちの方が手っ取り早くて楽だという意外な発見がありました。

 現在のところ原神で遊んだのが2人、第五人格で遊んだのが2人、永遠にワートリの話をし続けているのが1人、APEXを複数回に渡って色々教えてくれたのが1人といった感じですが、まあ突発的に始めたにしては上々でしょう。APEXは友人にも度々誘われつつもまともに立ち回れず気を使わせまくってどうしたものか迷っていたので、僕がド下手だろうが一切気にせず先導してくれる人がいるのは正直助かりました。まだ実際にキルをとったことはありませんがね!

 オタクっぽい話題以外の話が続いているのは1人(自分で魚を釣って捌けるタイプの魚に詳しい大学生で、食い意地で生きてる自分が興味本位で魚の話を聞いている)だけで、あとは友達探ししてますとか書いてあっても大抵意地でも「酒の飲める場所で」「夜に」会おうとしてくるのでそこはやはりマッチングアプリなんだな…(偏見)となりました。一日空いてますよって言ってたのに昼会おうとすると皆さん急に昼だけ予定入るのバグか何かですかね? 僕はほろよいより強い酒を処理できる人間を心の底から酒豪だと信じて疑わない人間なので見知らぬ人と酒の席には行きませんよ…

 

 ところで話は変わりますが、先日某氏の生誕祭オフ会が行われた際、当該Birthday boy.が合流前に何故か初対面の男とLINEを交換していたという事案が発生したんですよ。

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後日談が気になるところ

 その時にその中にいたひとりが「LINEって結構個人情報の深度で言えば深い方だよね?」というような話をしていたのが妙に印象に残ってたんですね。発言氏の真意を厳密に確かめたわけではないのでここからは僕の解釈ですが、LINEはTwitterと違ってアカウントの生成が容易ではない割に日常生活に近い連絡ツールになるため、人に簡単に開示できるような情報ではないような気がしているわけです。

 

【イメージ】

↑ 比較的他人*1に教えやすい

  • カカオトーク  …メジャーでないので捨て垢感覚
  • Twitter     …新規作成、移行が比較的容易
  • discord       …登録名が本名でない
  • インスタグラム …本名や所属を明記している
  • LINE      …親やバイトの連絡先もここで移行は面倒

 ↓ 教えるのに抵抗がある

 

 要は面倒ごとがPOPした時にその手段は容易に蜥蜴の尻尾切りができますか?みたいな話で、Twitterは転生、カカオはアンスコすればいい、ディスコもどうせオタクしか使わないから面倒ごとなんてたかが知れてる、インスタは最悪鍵垢にしときゃいいよみたいな気持ちがある一方で、LINEってもし何かがあったらそうはいかないんですよね。上の図だと、下へ行けば行くほど個人情報レベルが高いように感じられて、初対面の人に教えるのって普通に抵抗ありませんか…? というわけで、陰キャは初対面で話をしてラインを交換した氏のコミュ力にただただ恐れ戦くことしかできなかったわけです。

 僕の場合はそもそも、祖父が僕のLINEアカウントを僕と識別できなくなるみたいな訳のわからん御申し出*2により現在僕のLINEは本名フルネームにすることを強いられているので、万が一を考えるとフルネーム知られたくないなって人には絶対に教えたくないんですよ。情報って不可逆なので。

 で、僕的にエンカウントに抵抗がないレベルがどの辺かっていうと、これがdiscordで通話するのとほぼほぼイコールになるんですね。もちろんいきなりサシでエンカとかはあんまりしませんが、VC繋いで遊ぶほどの人間だったら基本的には日中街中を一緒にほっつき歩くのも大差ないかな、みたいな感じですかね…。そういえばこの前某氏に素行規範について怒られたような記憶がありましたが、アレは理由はどうあれ状況として一対多でJKを囲んでた男子大学生には言われたくないんですよね。それは別に気にしなかったのに今だけ言うのおかしくないですか? って話をしたら🥕に怒られました。どうして……

 

  話が大幅に逸れていきましたね。まあ読点の件はもう怒りは割と収まったのでよしとして、Tinderで出会ったとある人の話に戻りましょう。

 Tinderではいくつか自分の趣味についてタグをつけておくことが出来るんですよ。マッチ前のプロフィール参照時に参考にできて、なんなら自分とそれが合致していればアプリ側がそれを分かりやすく提示してくれたりもします。僕は今やってるゲームのマルチプレイができる人や東京23区内の飲食店の情報などを教えてくれる人と交流したいと考えてそれに類するタグをつけているのですが、ひとつ枠が余っていたのでそこで「水族館」のタグをつけたんですね。先述の魚好き学生の方もそのタグがきっかけでマッチした方でした。

 もう一人、その水族館タグがきっかけで他愛のない話を続けていた人も珍しくオタク的な話題を抜きにして会話が継続し、そのうち機会があったら水族館に行ってみたいですね、位の話もしながら、このくらい会話のテンポが合う人ならエンカウントの抵抗はないのかな、などと考えていたときに、その人に「LINE交換しない?」と聞かれました。ここまで読んでくださった方にはお分かりの通り、いくらエンカしてもいいなと思ってもLINEを交換しても問題ないかどうかはまた別の話であるので、当然私はリアネ全公開がリスクに感じられお断りしたんです。が、その人とはそれ以来音信不通になってしまいました。その時の僕としてはめちゃくちゃ疑問だったんですけど、そこでふと上記の一件を思い出したわけです。

  「もしかして普通の人はエンカよりもLINE教える方が抵抗ないのか…?」

 

 Twitter上で出会ったハンネと趣味趣向ぐらいしか知らない人間と会うことに慣れきってしまっているせいでしょうか。エンカウントのことを「顔バレ」くらいにしか認識していない節はありますが、顔バレとLINEだったら顔バレの方がまだマシじゃないですか? そう思っていたのですが、このことを話した知人には「普通に考えて顔も素性も知らん人に実際に会うの怖くない? まずLINEからってなるだろうしそこ断られたら会う気もないんだなって思うよ普通」のようなことをいわれました。普通2コンボです。普通って何ですか? まあ確かに、そうでなくてもそもそもTinderはメッセージのプレビュー機能がなかったりと地味に不便なので、もっと利便性の高いメッセージツールや見る頻度の高いツールへの移行を考えるのは当然といえば当然なのかもしれませんが……人間って難しいですね(そのまとめ方でいいのか)。

 

 

★かきごおり★

 かき氷を食べに行きました。

 冬ですが。何ならその日は雨でしたが。

 

 アルバイト先の親しいパートさんや副店長から、かねてから「日暮里に美味しいかき氷屋さんがあって夏は長蛇の列ができる」という話を聞いており、非常に興味をそそられていたかき氷屋さんがあったんですよ。まあそれを忘却の彼方に放ったまま1年半くらいが経過していたのですが、偶然同じゼミに所属する友人が前々からその店を定期的に利用しているという話をしていたので、連れていってもらうことになった訳です。

 

僕「でも冬にかき氷って寒くない?」

ゼミ子「一緒に美味しいグラタンも食べれるから寧ろ冬季の方がお勧めなんだけど…」

僕「マジで?!?!!?」(食い意地スイッチon)

 

 当日は先述の通りまあまあな雨と冷えに見舞われた天候でしたが、店内がとても暖かかったのと、お冷のように自由に飲める暖かい茶が用意されていたこともあって、かき氷が座席にやってくる頃までにはかき氷を食べるのに特に支障のないくらいには身体が温まっておりました。そしてこれがそのかき氷です。

 

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たしかパンプキンキャラメルみたいな名前の代物だったはず

 ものの見事に溢れています。なんかもう溢れること前提で作られているのでしょうか……。着丼(丼じゃないけどなんていえばいいか分からん)時点で既にお盆にクリームが垂れています。写真では伝わりづらいのが残念ですが、とにかく見た瞬間の迫力が凄いです。

 注文の品が揃うのを待とうとすると先に来たかき氷が死ぬからどうぞ食べてください、とご教授下さったゼミ子に感謝の意を示して食べ始めましたが、とにかくかかっている蜜?ソース?がすごい。とても濃厚。かき氷には違いないのですが、どちらかというと体感的には雪花冰の方が近いような気がします。

 ちなみにこのお店、ひみつ堂という名前なのですが、漢字で書くと「秘密」ではなく「氷蜜」なのだそう。もはや氷よりかかっている蜜が主役までありましたが、しかし確かにこれがかかっているのが氷でなければ重すぎて食べきれないような気も。やはりかき氷だからできたスイーツの到達点なのか……

 グラタンは後出しにしてもらいました。普通ご飯を食べてデザートに甘いものでは? という疑問を注文時の僕は抱いていたのですが、教えてくれたゼミ子によると寒い日は『寒い状態で入店→お茶等で体を温める→かき氷でいったん冷える→グラタンで温まる→退店』の流れが一番丸いようです。なるほどな。

 

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グラタンもおいしかったです

 

 後日違う友人を連れ込んだところ、出てきたかき氷のファーストエンカウントで暫く絶句したのちに「ここは日暮里二郎だね」と言い出したので、そういうことにしておこうと思います。なんかさっき素で着丼とか書いちゃったし。ちなみに類似の活用例として「エッグスンシングス=銀座二郎」というものがあります(生クリームがてんこ盛りなので)

 

 

★あるばいと★

 以前から新店舗が増えるかもという話は、まあ噂程度に聞いてはいました。いましたよ。でもまさかこんな、コロナ禍ド真ん中に新店舗がオープンするとは思わないじゃないですか。そしてまさか現店長が新規店舗の店長も兼任すると言い出すとは思わないじゃないですか。そしてそしてまさかまさか店長が新規店舗にかかりきりになって自分が勤めている方の店舗が完全に放置プレイを食らうとは思わないじゃないですか。どうして…?

 残り数ヶ月で辞める僕がどうにか僕の後続が務まりそうな人間を見つけ出し、アルバイトですらない臨時勤務のお兄さんが友人を紹介して下さったことで人材不足とかいう死亡フラグは何とか免れそうですが、この二件がなければ人手的にまあまあな危機に立たされる羽目になっていたことを思うと、先がやや思いやられます。さっさと広告なりなんなり出して人を募集すればいいのに…とはずっと思っていて、コロナ禍で何があるかわからないしそこに金掛けていられないのかな…いや人材不足に陥る方がヤバいと思うけど…などと考えを巡らせていましたが、どうやら紹介した後輩に対して職務怠慢の極みみたいな面接を実施したらしいことを店長本人の語り口から悟ったので(事実如何以前にMARCHの名前一点突破で他人を「頭のいい子」と断定するのは人としてどうかと思います)、 まあ…今の店長には時給の高さに釣られてやってくる人間を篩にかける余裕はないか…ということで無理やり納得しておくことにしました。もっとも僕としても、新人育成用のマニュアル等々も無い以上、どうせ相手取るなら少なからず面識があるなり人格面の保証があるなりした人間の方がラクだと踏んでの算段ではあったのですが。

 僕の初めてのアルバイトは塾講師を除けば某大手カフェチェーンだったのですが、その時は応募した店舗に勤務するよりも前に研修センターに何日間か通ってテストを受けるというフェーズが存在したので、そこまでは行かなくとも採用したからにはある程度会社側で責任を持ってアルバイトをまともに働かせるためのステップを用意するべきではないのでしょうか、とはいつも思っています。ちなみにこれを進言した記憶自体はあるのですが、後日パートのおばさまが誰に言われたのか(は考えるまでもありませんが)このトピックを言語化しようとあれこれ紙に書いて頭を悩ませていたのを見てしまったので、何も見なかったことにしました。周囲にいる人間を自分の外付けリソースとして活用できる能力は、それはそれとして人生においてはとても重要なものです。ですけれど、もう少し立場と義務みたいなものについて考える頭があってもいいんじゃないかな、ということはたまに思います。

 相変わらず仕事自体は暇なので、必要リソースに対する待遇が破格の良さであることに変わりはなく、だから結局のところは別にどうでもいいんですけども。それでいいんですかね。

 

 

★げんしん★

  そういえば我が家のSimejiはついに学習したらしく、ちゃんと「ゲンシン」で「原神」を出してくれるようになりました。進歩ですね。進歩したところで僕自身が時折「はらかみ」と入力するので意味ないんですが。どうして…? ちなみにゲームの話ついでですが、この生存報告の小見出し的なアレの元ネタはゆめにっきです。そういえば3D版が出たらしいですね。原作の時点で一人ではプレイできないレベルのチキンなので購入はしませんでしたが、当時トレーラーかなんかの動画を見て割と感動したのを覚えています。一番好きなエフェクトはぼうしとマフラーです。閑話休題

  マルチプレイ推奨のイベントクエストが増えてきたので、Discordに原神のサーバーを立てるなどしました。リア友*3の発案でTLによくいる治安に問題のなさそうな相互原神プレイヤーを適当にナンパしただけのサーバーでしたが、なんだかんだ活用してもらえているみたいでありがたいです。アクティブの過半数がNOe勢()なのであれですが、マルチ難民の原神プレイヤーさんで興味のある方はよければ招待するので是非お声掛けください。

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 先の刻晴は樽のスト読後にPUに滑り込んだら1天井をすり抜けてきた子なので割と心に来ましたが、便利で可愛いので許しました。吟遊野郎もそうですが、ある程度フィールドギミックを無視できるタイプのスキルはありがたいですね。いや僕は吟遊野郎は持ってませんが。玉衡様は重撃ループとやらが強いらしいですが、クレーにかかりきりでまだきちんと調べられてないので、そちらもそのうち手をつけようと思っています。

 ところで先述のサーバーに居る人がつい最近まで行秋を「ギョウシュウ」と呼んでいたのを聞いて笑ってしまったのですが、マジで璃月人の名前ユクアキ君だけ異質すぎて笑うんですよね。サービス開始当初に似たような発狂をしている人をRTで流れてきたことで知ったのを思い出しました。

 肝心の進捗ですが、周りの人間が着々と瞳集めや樹育成を終了させている一方でいまだに岩神の瞳の回収が終わっていません。あれ一人で黙々とやっているとどうしても病むんですけど、 世界ランクが同じ人と遊べるときはやっぱり一番虚無になる聖遺物周回に行きたくなるじゃないですか…。サービス開始日から結構やってたはずなのに風の瞳の回収は捜索アイテムの実装まで終わりませんでしたし、岩神の瞳は多分あと20くらいは見つけてないような気もしています。きっと向いていないのでしょう。次国の実装くらいまでには頑張って集め切ろうと思います。

 

 

★ぐらぶる★

 突然ですが、僕はグラブルのストーリーを一切読んでいません。*4 これは戦力増強の一環で一定メインストをすっ飛ばさなければタスク量的にやってられないことが最初期にあったのが一因ですが、グラブルのモチベが「古戦場有利属性をいかに強化するか」みたいなところに落ち着いてきたので、愈々僕の中でのこのゲームの認識がシノ〇リスみたいになってきました。団対抗戦あるしオートモードあるし。まあ実際にはシノア〇スがグラブルに似てるって話なんでしょうけど…。グラコロぐらいまではまあ…と思ってましたがルーレットは怒られてましたね

 そんなわけで今月は光古戦場に向けた強化月間でした。 

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劇的ビフォーアフター

 一か月しかなかった割にはよくやったと思います。残念ながら2100万は行けませんでしたが、そもそもビフォーがクリュサオル取得可能になった直後とかいうレベルでランクが120に到達していなかったので大目に見てください。

 とりあえず次また闇属性が来るまではこうして一通り次回古戦場の有利属性を強化するというのを繰り返していきたいと思います。そのあとは……まあその頃にはまたできることも増えてるやろ……(?)

 

  

★かいしゃ★ 

  今月は内定を頂いた会社の懇親会などでオンラインミーティングが複数回実施され、意外にも会社の方や同期の方と顔を合わせる機会が多い月でした。初回の懇親会で何も考えず普段バイトに行く時のような白のニットで開始を待機していたらほかの同期二人がちゃんとスーツで映っていて、カメラのつけ方がわからないふりをして慌てて上だけスーツに着替えたのはここだけの話です。就活気分はとっくに抜けている上に毎週やってる内定者研修は私服で受講していいやつだったんで油断してたんですよ。メイクはしてたから許して。

 ちなみに同期にどうやら人間亜種のようなものがいるようだというお話は初回の生存報告でも触れた通りなのですが、その人は三回目くらいのオンライン会合ではじめて、爆発したような寝癖頭かつ私服で、定刻よりやや遅れてやってきました。あまりの「期待の裏切らなさ」に僕は感服していたのですが、人事部長、いくらマスクをしてマイクミュートに切り替えてもクソ笑ってるのは丸見えですよ。他の同期の面々が明らかに『なんだこいつ』という反応をしているのでさすがに僕も緩む頬を必死で制御していたのですが、この一件でそいつの評価が僕の中でまた一段階上がったので何とも言えません。誰にいつ言われたのか忘れましたが、僕はやっぱり変な人間の方が好きなのかもしれません。

 ただ、先ほど僕も自供した通り、これらの会合には服装指定がなかったので「なんも言われんかったらそりゃスーツやろ、そんなんもわからんか」と言われてしまうと「うっせぇわ」以外の感情が消し飛ぶので僕も彼も似た者同士ですが、爆発した寝癖を直す程度の同席者に対する配慮はあってもよかったんじゃないかなとは思います。それがマナーだ、みたいなことを言うつもりはありませんが、第三回に参加した時点で同期の参加スタイルを察する機会があったうえでなお、四回目の会合はスーツこそ着ていたものの寝癖爆発頭は変わらずだったので。君さぁ…内定式の時はもっとまともな髪形だったやんか……

*1:この例ではTinder上で知り合った人を指しますが、街中でエンカウントした見知らぬ人も概ね当てはまるでしょう。何なら属性が仮にでも明かされていない分後者の方が警戒しそうまである

*2:コテハン機能を祖父に使わせろという意見は百理あるのだが、どうも頑固爺にはその説明が伝わらなかったようで僕が折れるしかなかった

*3:中学が同じだった友人の高校時代からの友人なので実は直接の接点がない

*4:ビカラが喋ったやつを除く

#ゆるHADO ~HADOの易観戦性について~

 ぶちょう。氏がなんか面白い企画を始めたので彼に言われるがまま空白のカレンダーに自分の名前を登録したら、いつの間にか他の枠完全に埋まってたし気がついたら当日になってました。どうして? お前はいつもそうだ。

 

adventar.org

 というわけで【#ゆるHADO】12/8担当の冬です。よろしくお願いします。

 

 

ゆるく自己紹介と、この記事のテーマ

 ゆるくHADOのことを書こうということですが、ぶちょう。氏や上記Adventarを経由して見に来て下さった方(いるとすればですが)は恐らく「誰だお前」と思われたことでしょう。それもそのはず、僕は現在HADOプレイヤーではありません。無名の通行人Aです。いま村人Aって言おうとしたんですけどこれは違う人が出てきてしまうのでやめておきましょう。何の話ですか? 閑話休題。僕がHADOを知ったのは3年ほど前のことですが、HADOを知った当初頻繁にHADOをプレイしていた頃は友人の代理でとある大会に2回ほど出場させていただいたきりで、その後は両国等各所で本当に時たま、知人に誘われたときのみプレーするくらいでした。現在は時折試合の配信を見たりする程度で、2020年に入ってからはおそらく一度も実プレイはしていないはずです。

 HADOを知っていて、わざわざこんなところで記事を書くくらいの関心があるのに、何故HADOプレイヤーではないのか? というのも、実は理由がありまして。HADO自体はとても楽しかったのですが、僕自身そもそも運動が大の苦手なんですね。苦手というか、できないんですよ。激しい運動をするとすぐに呼吸器系が死ぬので。運動神経がどう、以前に短時間で体を動かせる限界量が著しく低く、実際に過呼吸でぶっ倒れたこともありました。当時の関係各位には大変ご迷惑をおかけいたしました…。なんだかんだ言いつつ、HADOは体を使うスポーツです。基礎体力も抜きにして使い物になるかというと、そんなことはまずありません。だから5壁を使うしかなかったんです

 じゃあ何故未だにHADOを観て、こんなところに記事を垂れ流したりしているのか。もちろん、ぶちょう。氏をはじめとしたTwitter上の相互フォロワーの方々がプレイしているからというのは大いにあります。でもそれ以外にも僕が考えていたことは一つあって、それが今回のテーマです。HADOは、他のスポーツと比べても、ものすごく観戦しやすいスポーツなのではないかな、と僕は勝手に思っています。

 いやそんなことないでしょ、と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、一目見て何をやっているかわかるようなスポーツではないのは事実です。ぶちょう。氏が、この競技の現実世界側に限った見栄えについては決してスタイリッシュとは言い切れない、という話をどこかでしていたのが記憶に新しいですが、HADOは観戦に際しても何らかの端末を通さないとプレイヤーが何をしているかはわからない上、更にその中で厳密に何が起こっているかを認識することは非常に難しくなっています。HADOは決して「見やすい」スポーツではありません。しかし、その一方で、HADOは非常に「観戦する」ことのハードルが低いスポーツなのではないか、と、HADOにもスポーツにもニワカな僕はニワカながらに考えているのです。

 

 

技術が見えないと、「ヒマ」な時間が苦痛

 ところで僕は、基本的に「黙って刺激を享受する」コンテンツが苦手です。Youtubeも見ませんし、最近はアニメすら見ることが苦行になってきています。もう歳かな…。 なので、こんなことを書くとスポーツ観戦がお好きな方には怒られてしまうかもしれませんが、スポーツ観戦をしていると「得点に関与していると思われるムーヴメントが見受けられない=何も起こっていないと感じる=観ててヒマ」な時間がいつも苦痛なんです。そんな訳で、自分が運動が好きか嫌いかとは完全に別の次元で、スポーツ観戦をしようという気にはあまりなれないんですよね。

  もちろん、どんなスポーツでも基本的には参加者全員が勝利を目指して得点するための動きをしているはずなので、「最終的には得点に結びつけるためのムーヴメント」がフィールドに存在しないフェーズというのはないとは思うんですよ。ただ、往々にして技術とは知らないと見えないもので…。白状しますが、僕は上記の文をサッカーを思い浮かべながら書きました(好きな方、及びプレーされている方、ごめんなさい)。僕の弟がサッカー好きで、一時期は居間のテレビでずっと試合を見ていたのですが、僕からしてみるとサッカーの試合とはボールがゴール付近に来た時以外は死ぬほど退屈なもので、正直そんなものを延々と観ていて何がそんなに面白いんだろう?と心の底から疑問に思っているくらいです。

 「皆が皆お前みたいなおかしな感性してるわけじゃないよ」と思った方もいると思います(いや、思うくらいならそもそもここまで読んでないか?)。それはまあ、おおむねその通りです。その通りなのですが、最近気になるネットの記事を見つけて、やはり「容易に快刺激にアクセスできるようになった現代では、その快刺激に容易にアクセスできない・理屈が見えないものをむしろ苦痛だと認識してしまう」という側面は、程度の差はあれ、ある程度広範囲に存在するのではないか…という気がしてきました。ここ数年よく言われるようになった「若者のスポーツ観戦離れ」、関係ありませんかね?

 2018年前後ではYouTubeに投稿される動画が長尺化し、テレビ番組化が加速するといった傾向も見られたが、近年では動画の短尺化の傾向が強い。(中略)YouTubeにしても、他の動画アプリにしても端的に、そしてわかりやすく快楽(楽しさ)を得ることが求められているのかもしれない。

www.nli-research.co.jp

 

 

HADOのもつ易観戦性*1

 やっとHADOの話に戻ってきました。おかえりなさい。

 上記をふまえて、僕が考えるHADOのもつ易観戦性は2つあります。1つは試合時間が80秒と非常に短いこと。もう1つは、勝敗を決定づける「得点のルール」が非常にわかりやすいことです。

 試合時間が短いことはもうHADOをご存じの皆さんなら周知の事実ですから改めて言うことでもないのですが、こうして考えると80秒、多くてもプラスオーバータイムマッチですべてが決まるというスピード感、結構すごくないですか? 得点を取り合う競技なのに1試合の時間がここまで短いスポーツを、僕はあまり他に知りません。80秒間だけ集中すれば1試合分の観戦体験が得られる、これだけでも僕はHADOをすごいスポーツだと思っています。

 もちろんHADOにおいても、ド初心者がただ80秒試合を眺めるより、最前線で切磋琢磨し戦略を練って何度も戦っているプレイヤーの方が、一つの試合を見て得られる情報は多いです。ただ、HADOは「エナジーボールを撃って、相手のライフを4枚破壊したら1点、獲得点数の高い方が勝ち」という超絶シンプルルールなので、どんなに選手の名前やチームの特徴について無知な初心者であったとしても、点数が入れば盛り上がることができます。点数が動けば盛り上がれるし、点数が動かなくてもエナジーボールが飛び交っていればプレイヤーらの実力が互角であったりすることが推察されて次の1点への期待が高まりますし、そうこうしていれば80秒などあっという間です。HADOには、観客を「ヒマ」にする暇が無いと言えるでしょう

 

youtu.be

 2019年春杯、決勝戦のわちゃVSごなの第二セット。僕が過去、生で見た試合で最も興奮したのが、この一戦です。

 

 すべての試合には文脈があり、戦略には意味があり、そうしたものが見えていない状態で何かを語ることは無意味かもしれません。それでも、僕はあの興奮が忘れられません。きっとこの試合の最後の7秒は、初めてわちゃとごなの試合を見る人でも興奮したと思うんです。そうした「観戦しやすさ」はHADOの忘れてはいけない一つの大きな魅力であって、HADOはプレイする人だけでなく観る人にとっても”膝がガクガク震えるほど面白い”コンテンツでありうるのではないのかな…と、僕は今も思っています。

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 ちなみに、上記の試合が行われたHADO SPRING CUP 2019を含む過去の試合のハイライトやシステム等の変遷については、ぶちょう。氏のnoteに詳しい記述があります。この記事の動画を見て気になった方はぜひこちらもどうぞ。

note.com

*1:造語です。「観戦し易さ」をカッコつけて言いたかっただけ。やけに口馴染みがいいなと思ってググったら『易感染性』という言葉がありました。別に狙ったわけじゃないけど…

#先月の生存報告 [2020.Nov]

ついに12月になってしまいました。今年もあと4週間で終わりますね。どうして…?卒論の進捗が本当にだめなので毎日時間の経過の早さに怯えています。怯えるくらいならさっさとやれということにはなるのですが、それとこれはまた別問題。

生存報告シリーズのまともなタイトルをなにか決めようと思って真っ先に思い浮かんだのが『#今日の○○○○』だったのですが、流石に過去名義ありきすぎて使えなかったので、それぞれ置き換えたところマジでなんの当たり障りもないようなタイトルになりました。まあ今日のナントカも特にひねりは無いので仕方ないと言えばそうなのですが。この前部屋を片付けてたら大量のオタク缶バッジが出土したのですが、オフィシャルグッズ系は全部段ボールに詰め込んでらしんばんに送付した一方でシャケフレークのびんの蓋はもう一度トートバッグにつけてしまいました。やはりなんだかんだ言って彼のセンスは割と好きみたいです。閑話休題

というわけで先月の生存報告です。「そつろんかをかいたりかかなかったりしたらいっかげつがおわりました」とまとめればそれで全てが解決するのですが、それを解決と呼ぶのはどうなんだろうという気持ちになったのでまあまあ真面目に書きました。今回もよろしくお願いします。

 

 

 

★そつろん★

 

「いいニュースと悪いニュースがあるんだ、どっちから聞きたい?」

 

『それじゃ、悪い方から聞こうかしら』

 

「…頼みの綱のはずのゼミ教授がゼミ内で一番卒論の制度について知らないことが発覚したんですけど…」

 

『いやもうそれは想定の範囲内でしょ…だから何か不測の事態が起こっても何とかなるように早く書かなきゃって焦ってるわけで…え、それじゃあいいニュースって何?』

 

「教授は僕らが卒論を提出できなくてもゼミの単位はくれるらしい!!!!」

 

『卒論はちゃんと書きなさいよ?!?!!』

 

ということで実質卒業が確定しました。対戦ありがとうございました。

他大でもよくあることなのかは分からないので詳細は伏せますが、去年僕らのゼミを担当していた教授が今年度は不在のため、代わりに他大の教授氏を今年になって突然弊ゼミの担当講師として引っ張り込んできたので、まあ当然彼が弊学のシステムなぞご存知なわけがなく……(さすがに提出許可証の書類をいつ頂けるのかすらご存知なかったのは肝が冷えましたが)

僕らが積極的に教えを乞うぶんには色々教えて下さるのですが進捗の厳しい管理等はほぼありません。それが良い人もダメな人もいるとは思うのですが、僕は後者側なので絶賛死亡中です。卒論書かないと卒業できないって言ってたよね??(前回記事参照)

ところで、弊学弊学科にしては弊ゼミは比較的優秀な人間が集まっているのですが(雑に言うと文系大生なのに理数系の頭した人間共が理数系みたいなことをしてるゼミです)、秋学期から急にひとり音信不通になってしまっています。心配ですね。などという話をゼミ中にしていると教授が一番心配なのは彼の単位だ、と言い出しました。優しいですね。曰く、仮に卒論が提出できなくてもこの授業の単位は出るから2単位は取得できるだろうが、彼は卒業できるのだろうか?と。

 

ぼく「ということはつまりあと2単位貰えれば卒業できる僕は卒論を書かずとも卒業確定したも同然なのでは!?」

ゼミ長「えっそこなんだ……」

 

卒論の進捗はダメですが、どちらかというと自分のデータの解釈の正誤を確かめる手段があまりにも無さすぎて二の足を踏んでるみたいな状態なので、早いとこ終わらせて自由の身になりたいと思います。RによるPISA2018のデータハンドリング記録みたいな記事も書こうと思いましたが、マジで合ってる自信がないのとどうせ書いても誰の役にも立たんやろという気持ちと一周まわってただただ特定要素にしかならないなという気持ちでいっぱいになったのでやめました。認知項目のデータの二値化をExcelの行削除でちまちまやったアホなんておるん???これ以外のやり方はマジで思いつかなかった(というか多分実行可能なRのコード考えてる間に手作業が終わる)ので先行研究と同じ数のデータを相手取った弊ゼミのエースはやはりヤバいなと確信しました。こんなとこでこんなもん書いてる暇あったらさっさとコード書いてこい(真理)

 

 

 

★ごーとぅーとらべる★

 

思いつきレベルで旅行にいける時間と金があるのは大学生のうちよと言う両親に背中を押され、友人とかねてから行きたいと思っていた香川県を訪れました。GoToで。うどんおいしい!

実は去年まで丸亀製麺(しかも製麺担当)で働いていたのでうどんに関してはある程度の知識(認識?)があるのですが、やっぱり釜玉うどんは最高ですね…いくら食べても飽きる気がしません。高松市内にある特に有名らしい「釜バターうどん」も食べに行きましたが、本当に最高でした。いやマジで。機会があれば皆さんも食べてみて下さい。というかあれを食いに香川に行け。なんなら僕と一緒に香川に行きましょう。釜バターうどんはいいぞ。タイトルをうどんにすべきだったのではという気がしてきましたが、誤差みたいなものなので気にしたら負けです。

ところで香川県ではポケモンヤドンというキャラとコラボしてヤドンのしっぽ風うどんみたいな土産物を売っているらしいという話を前々から聞いており、恋人へのお土産はそれにしようと思っていたのですが、何故か緑色のオリーブうどんなるものしか売っていなかったので「どうして…?」となるなどしました。緑色のうどんのいったいどこがヤドンなんですか?香川はもうすこし自己主張を控えろ。ちなみに代案として入手したヤドン柄和三盆は、渡そうとして現在多忙な恋人の約束を取り付けた日に限って持ち出すのを忘れました。お前はマジでそういうとこ。

 

 

 

★げんしん★

ときにお前はいつまで原神を「はらかみ」で変換するつもりだ?(ごめんなさい)

バーバラ水輪で湿潤を押しつけて重雲のスキルで氷漬けにした敵を両手剣でぶった斬るのが案外良策であることに気づいてからは、割とあらゆる敵を倒すのが楽になりました。黄金屋クエが気がついたら余裕でしばき終わるレベルには楽。剣闘士のフィナーレがだいぶ☆5のいいものを落としてくれているので、この調子で聖遺物も集めていきたいです。隕石マルチイベントを機に色んな人と原神のマルチをするようになり始めたので、色んな人の手を借りつつ育成の方も着実に進めていこうと思います。氷両手剣や雷片手剣、炎法器をご所望の方はお気軽にお呼び出し下さい。そういえばモナの下のクソデカ隕石討伐イベントで時々キャラが安全帯に繋がれる謎のバグ、あれはなんだったんだろう…?

 

 

 

★ぐらぶる★

 

闇古戦場お疲れ様でした。といっても新米騎空士なので走った内には入りませんが…

ただ喜ばしい(?)ことに、ビカラ天井までに引いた闇ジャンヌ+ヴァンピィとビカラ、そしてようやくランクが101を超えたことで初めてEXが1Tで倒せる編成が組めるようになりました。ほぼ独学だった割には成長を感じますね(勝手)なんなら闇古戦場を意識する前は800万も出てなかったはずなので、意識して強化するだけでこんなに伸びるのか…と驚いた記憶すらあります。こういう驚き、最近では原神でもよくありますね。成長しているということにしておいて下さい。

どのみち卒論が忙しすぎてフルオート放置なのですが、それでもEX+がちゃんと終わる編成ができたということなのでやはり成長でしょう。なんなら前回の古戦場くらいまでは勝利時の最低ラインすら息切れしながら貢献度を稼いでいたレベルなので…。年明けに光古戦場があるのを今思い出したのですが、適正キャラっぽいのを覗きに行ったらほぼ誰一人持っていなかったのでなるほどなぁとなるなどしました。卒論終わったらやるか…(※卒論提出は古戦場1週間前)

11月に書く、10月の生存報告

 本当はこのはてなブログのアカウント自体は夏の時点で取得していたのですが、ふたを開けてみたら誰にも分からない理由で三本の下書きが放置されたまま4ヶ月ほど放置されていたのでどうしようもねえなという気持ちになりました。物書きかぶれはキャンパスノートの最初の数枚だけ埋めて満足しがち(要出典)。バ!VGのハロハピのデザインが解釈ド一致だった話くらいはまだ載せてもいいかもしれませんが、7月の卒論進捗を今更載せてなんの意味があるんですか? という気持ちになったので下書きの2/3は破棄しました。何なら片方ほとんど書きあがってたのにどうしてアップロードしていなかったのでしょうか。今となってはわかりません。

 タイトルからして某氏のパク…インスパイアであることが丸分かりなのですが、まあ本家の方にも他人の生存報告を読んでみたいとのお話があったので大丈夫でしょう。多分。知らんけど。開設時点でnoteとの差別化にはやや悩んでいたので前月の備忘録を垂れ流すのはこちらのブログの役割にしようと思います。そもそもブログはそこまで考えてから開設しろというお話なのですが。noteの方も引き続きよろしくお願いします。読んでる人2人くらいしか把握してませんけどね。

 

 

・内定式

 コロナ禍による就活中断を受け泡を吹いていた時期もありましたが、なんとか春採用で内定をいただいたので10/1は内定式に参加してきました。同期は基本的に皆いい人そうなので安心しました。女子が全員コンパスプレイヤーだったのにはビビりましたが。どうして?

 懇親会で同じテーブルに着いた同期が素でエネルギーリソースの振り方と出力量の狂った死ぬほど面白い人間(ご存じの方はお嬢を思い浮かべて頂ければそれで7割くらいあってます)であることが発覚し、この会社の人選センスはやはり信用できるなと思うなどしていました。ただ、彼が卒業するためには彼は今年取得上限ぎりぎりまで単位を取らなければいけないようで、最後まで酔った部長に「頼むから君、卒業してくれよ」と懇願されていたのが面白かったです。私としてもできれば同期になりたいので、単位を無事取り終えてくれているといいなと思っています。このブログを読んでいる学生各位、単位は大丈夫ですか? 四年生になって卒業のかかった単位を取得するのは割と精神衛生上よくないので、可能であれば卒業要件は三年秋季でクリアしておくのがいいと思います。いやマジで。なおこれは必修を落としても留年にならない程度のガバガバFラン私文大生並の感想なので、卒論を書かないと卒業できない各位や理系大学生各位はつよくいきてください。私は死にます(卒論を書かないと学科科目の単位が足りないので)

 

 

・卒論

 頭がおかしいので心理学科なのに統計学のゼミに所属しているのですが、教授が「これなら簡単やで」と言っていた方向性でテーマを決めたら何故かそれが一番修羅の道だったことが夏休みに入ってから発覚し、『今更引き返せない』と『何が正解かわからなくて進まない』の間に挟まれて無限に死んでいます。どうして卒論を書くと言っているのに永遠にexcelと格闘しているんですか…?

 ローデータの公開されている大規模調査なのにローデータから出発する分析がありゃしねえと数年前の論文で教授が零したところまでは観測したのですが、あまりにも分析の補助となるものが少なすぎてそりゃこんなマゾプ誰もやりたがらんわ…となっているのが現状です。これを卒論のテーマにしようと思っただけでも褒めてほしいなと思いながら執筆しているので、1月の10日以降に私を労って一緒にご飯を食べに行ってくれる人などを随時募集しています。提出できるのかは知りません。多分今月の私が何とかしてくれるはず。

 ところで今月もあと1週間と少しで終わるってほんとですか???どうして??????

 

 

・原神

 気が付いたらどハマりしており、一時は天然樹脂が抜けることがまずないレベルでちゃんと定期的にボス狩ったりお花狩ったりしてました。今思うとちょっとこわい。某師匠にアイドルの有用性を教わって以来初期はアイドルの威を借る騎兵隊隊長の元素爆発で全てを凍らす戦法を多用していましたが、氷属性の斉藤壮馬を入手してからは元素スキルのおかげで凍結が更に捗るようになりました。重雲万歳!

 10月はほとんど、唯一私にグラブルの基礎的知識を教えてくれた先生と基本的に組んで遊んでいました。私がクレーで辺り一帯を燃やして敵をしばこうとすると足元の炎上でダメを食らいまくって気づいたらHPが1/3以下だったりするので「どうして?」とよく突っ込まれるのですが、この前「うちのクレーは背水だから…」と答えたところ「渾身にしろ」とおこられました。まあそれはそう。凍結以外だと燃焼もしくは火元素が付与された敵に対して風主の各種スキルをぶち当てるのが性癖なので、クレーに限らずうちの風主も背水です(いろいろと間違っている)。

 どうやらある程度当たり枠らしい羽瀬川小鳩フィッシュルをすでにガチャで引けているにもかかわらず弓が地獄のように苦手なので、遺跡守衛はやや苦手だし遺跡ハンターは二度と出てきてほしくないです。まだランク37キャラレベル60前後の雑魚ですが、マルチプレイしてくださる方は随時募集中なので気軽にメンションしてください。俺の両手剣が火を噴くぜ!(重雲とレザーがメイン)

 そういえばまだクレーのストーリー好感度4までしか読めてないんですけど、やっぱりテイワット観光ガイドの著者ってクレーの親御さんなのでしょうか。闇が深そうな感じが公開プロフィールから香らなくてるんっ♪とこないなとは思っていたのですが、どうせああいう風に匂わすならもうちょっと闇深めな感じで来てくれればいいのになと今は思っています